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- 2006.12.04
- 連絡事項
1月の両親学級を以下の日程で開催します。
初期教室(妊娠5~6ヶ月:16~23週が対象)
:1/14(日)9:30受付、10:00~11:30
中期教室(妊娠7~8ヶ月:24~31週が対象)
:1/6(土)9:30受付、10:00~11:30
後期教室(妊娠9ヶ月以後:32週以後が対象)
:1/21(日)9:30受付、10:00~11:30
場所は万葉ホール(奈良県橿原市小房町11番5号)4階、研修室2です。
詳細のお問い合わせは、担当助産師の山田または志戸までお願いします。
事前にお電話でまたは直接、クリニック受付でご予約下さい。ご予約の際には、ご主人様も一緒においでいただけるかどうかの確認をさせていただいていますのでご協力をお願いします。
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- 2006.11.30
- 連絡事項
来年1~2月の分娩予定日の方へ:奈良医大助産学専攻学生の分娩実習へのご協力のお願い
当院では奈良県立医科大学と密接に連携して、皆様の周産期管理にあたっています。
このたび大学から、来年1月における助産学専攻学生の分娩実習の協力依頼があり、皆様のご理解を得て受け入れることになりました。
実習にあたるのは、すでに看護師資格を持ち、それに加えて助産師資格の取得をめざす専攻学生で、助産学の基本的な知識と技術は習得済みです。
実習は、1名の学生が分娩の数時間前から2時間後までの間、当院の指導資格を持つ助産師の指導のもと、協力して内診と分娩介助にあたります。
もちろん当院では医師も必ず分娩に立会いますし、学生が単独でこれらの助産行為を行うことは絶対にございません。
ご自身と赤ちゃんに不利益が生じることは全くありませんのでご安心下さい。
なお、実習日は以下の期間中の一部期日となります(毎日ではありません)ので、ご同意いただいても、実習生がいない場合もあります。
また、同意されなくても、当院で分娩されるのに何の不利益もございません。
期間 : 平成19年1月9日(火)~1月28日(日)
対象の方には妊娠36週の検診の段階で、説明の上で同意を頂きたいと考えています。
何卒皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
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- 2006.11.07
- よくある質問
紀子さまが悠仁さまをご出産された際に、へその緒の血液を提供された話はマスコミによって大きく報道されました。通常へその緒は胎盤とともに、分娩後に廃棄されることになりますが、そこに残った臍帯血(さいたいけつ)には多くの造血幹細胞が含まれています。骨髄から採取した造血幹細胞を用いた骨髄移植が、白血病治療に欠かせないことについては皆さんご存じのことと思いますが、臍帯血から分離した造血幹細胞を用いる臍帯血移植も、白血病治療などへの臨床応用が進んできています。
臍帯血移植については、現在全国に11の公的臍帯血バンクが設立されてネットワークを形成し、造血幹細胞の分離と保管、そして医療機関からの照会に対応しています。近畿では、京阪臍帯血バンクと兵庫臍帯血バンクが公的臍帯血バンクとして認可されていますが、奈良県には公的バンクは存在しません。したがって皆様に臍帯血提供の申し出をいただいても、残念ながらそれを生かすことは出来ません。
じつは過去に奈良にも、私が長く在籍した奈良県立医科大学の輸血部が中心になって設立された臍帯血バンクが存在しました。この奈良バンクは、臨床研究の段階では兵庫臍帯血バンクなどとともに、臍帯血幹細胞移植の臨床応用をめざす近畿臍帯血バンクの中核組織でした。私は当時産科の医長として臍帯血の採取と、輸血部との調整を担当していましたが、最盛期には県内数施設の協力を得て、多くの臍帯血を採取することが出来ていました。関西テレビのイブニングニュースに取り上げられたときも、移植の取材は大阪の施設でしたが、採取と分離の取材は奈良まで来られました。実際の放映は2~3分ほどだったと思いますが、私が患者様から同意を得ているところも取り上げられました。
しかし奈良バンクは、主に財政上の問題から公的臍帯血バンクにはなり得ませんでした。具体的には設立母体、地方自治体、国にそれぞれ1/3の財政負担が求められたため、設立母体が県立医大であった奈良バンクは、地方自治体の費用負担が過大となって当局の理解が得られなかったのです。奈良バンクは、何例かの白血病の方の治療に役立ったようですが、こうして臨床研究の段階でその役割を終えました。当時のことを思い出すと、今でも悔しい気持ちが蘇ってきます。
つい昔話をしてしまいました。
というわけで、SACRAでお産みいただく皆様の臍帯血提供のご厚意は、その気持ちだけをいただきたいと思います。
ちなみに、公的臍帯血バンクとは別に、赤ちゃん自身のために臍帯血から造血幹細胞を分離して保管してくれる会社もあります。分娩時の母児に異常があった場合はその対応を優先するので採取できない可能性があること、また採取出来ても細菌汚染のために使用できない可能性もあることをご了解いただければ、当院でも採取に協力できます。
○○○セル研究所などが有名で、妊婦雑誌などに広告が出ていると思いますが、あくまでもコマーシャル・カンパニーです。保存した幹細胞が実際の治療に利用可能かなどについては、当院では確認できません。分離できた幹細胞数によるものの、小児期に発症した白血病治療にしか利用できない可能性が高く、使用されずにデッドストックになるのがほとんどと予想されます。
ご質問があれば私の知る範囲でお答えしますが、最終的にはご自身で判断いただくことになると思います。
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- 2006.11.01
- 連絡事項
12月から両親学級の開催場所が変更されます。
初期教室(妊娠5~6ヶ月:16~23週が対象)
:12/17(日)9:30受付、10:00~11:30
中期教室(妊娠7~8ヶ月:24~31週が対象)
:12/2(土)9:30受付、10:00~11:30
後期教室(妊娠9ヶ月以後:32週以後が対象)
:12/9(土)9:30受付、10:00~11:30
場所は万葉ホール(奈良県橿原市小房町11番5号)4階、研修室2となります。
駐車場が確保できることと、会場のスペースの関係で開催場所が変更になりますので、ご注意をお願いします。
詳細のお問い合わせは、担当助産師の山田または志戸までお願いします。
事前に受付に、お電話または直接ご予約いただきますようお願い申し上げます。
ご予約の際には、ご主人様も一緒においでいただけるかどうかの確認をさせていただいていますのでご協力をお願いします。
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- 2006.11.01
- 建設日記
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- 2006.10.01
- 連絡事項
SACRAでは妊婦検診のたびに毎回超音波で赤ちゃんの成長を確認していますが、うち2回はカラードップラーを用いて詳細な評価を行っています。
その際3D超音波も一緒におこなってきましたが、所詮「おもちゃ」の域を出ないことは以前のブログに記しました。
http://blog.livedoor.jp/sacra_lc/archives/50193218.html
今回SACRAでは、新たに持田シーメンスメディカル社製のソノビスタG60という4D超音波装置を導入しました。カラードップラーの感度が向上していますので、今までに増して正確な評価が行えるようになると思います。
ただ4D画像は、処理速度は格段に速くなって今までの3Dに比べるとかなりましに撮れますが、まだまだ「おもちゃ」の域を出ません。
他施設では4Dは別個に予約が必要なところが多いようですが、SACRAはいままでどおり2回の詳細な超音波の際に皆様に行わせていただきます。でもあまり期待はしないで下さいね。
2回目の詳細な超音波検査が終わっている方については、残念ながら4D画像がきれいにとれる時期を過ぎていますので新たに行うことはしません。
ただどうしても4Dをご希望の方は、診察の際にお申し出いただければ2000円の追加負担でトライはさせていただきます。
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- 2006.10.01
- 連絡事項
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- 2006.09.27
- 連絡事項
両親学級は以前から予約制とさせていただいていましたが、予約なしでおいでいただいても会場に余裕がある限り受けていただくことが出来ていました。
しかし最近は予約の方のみで会場がほぼ満席となってまいりましたので、今後は完全予約制とさせていただきます。
ご主人が参加できないかもしれない場合でも、参加の可能性がある場合はお二人分のご予約をお願い申し上げます。
また里帰り出産をご検討の方にもお願いです。
最近SACRAで分娩希望の方がさらに増加しており、当院の分娩予約の締め切りも早くなる傾向にあります。SACRAで里帰り出産をご希望の場合は、できれば現在おかかりの産院で妊娠8週台には分娩予定日を決定してもらい、すぐにSACRAにお電話いただいて分娩の仮予約をお願いします。その上で出来るだけ早くご実家のお母様に来院してもらって、正式の分娩予約をお取りいただくようにお願いします。
皆様のご理解をお願い申し上げます。
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- 2006.09.08
- 連絡事項
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- 2006.09.06
- 役に立つ?情報
今日はSACRAに初めておいでいただく患者様のために、外来における診察の流れについて説明させていただきます。
初めておいでいただいた場合は、まず受付で問診表の記入をお願いしています。問診表の内容により産科の患者様は第一診察室(担当阪本)、不妊・婦人科の患者様は第二診察室(担当橋本)にご案内します。
そのあとそれぞれの診察室で、問診表を参考にして現在の状態をお聞きします。それと同時に過去にかかられた病気や、上のお子様のお産のこと、さらに喘息などのアレルギー疾患をお持ちになっていないかなどもお聞きします。
そのあと内診室にご案内します。内診は、初めての患者様は特にだと思いますが、抵抗感をお持ちの方が多いです。下着をお取りいただいてお上がり頂くわけですから、抵抗を感じられて当然だと思います。しかし内診でしか得られない情報も多いため、申し訳ありませんが皆様にお願いしています。
内診台は少しでも抵抗感を少なくできるように、腰掛椅子タイプを採用しています。内診台に腰掛けるようにお座りいただいた後、スタッフがスイッチを入れると、回転しながら足を徐々に開いていって自動的に内診の体位をとるようになっています。
内診はカーテン越しになりますので不安も強いかと思いますので、通常の手順を説明します。
まずクスコという膣鏡を膣のなかに入れて、膣の分泌物の状態を確認します。その際に必要な方は、子宮がん検査や分泌物の検査などを行います。そして膣内を洗浄してクスコを抜きます。
最後に経膣超音波検査を行います。これはカバーを被せた細い棒状の超音波プローベを膣内に入れて子宮や卵巣を観察する機械です。当院では患者様にも超音波画像がご覧になれるように、内診台の上から見えるようにモニター画面を設置しています。
超音波が終われば内診は終了です。
妊娠中期でお腹の上からの超音波を行う患者様以外は、その後診察室にお入りいただいて診察結果を説明します。
もし不明な点があればいつでもお聞き下さい。またどうしても内診に抵抗がある方は、問診の際におっしゃっていただければと思います。しかし内診しないと分からないことも多いです。また内診の際に痛みを感じられた場合はご遠慮なくおっしゃってください