SACRAブログ

重要!! 新型インフルエンザに対するワクチン接種について

2009.10.19連絡事項

cfb2c1eb.JPG10/27 19:32追加記載(注意!!!)
本日医師会よりファックスあり、妊婦さんへの接種開始が11/16までずれ込むようです。厚生労働省が流している事前の情報とかなり異なってきており、これらは今後も変更される可能性もあります。
以下の文章は外来でも皆様に配布していますが、10/19時点のものです。
今後も最新の情報はこのブログでアップしていきますので、当院かかりつけの妊婦さんにおかれましては、当初の計画と異なってきている理由が、当院の問題によるものでないことをご理解いただき、今後もこのブログに記していく最新の情報に注意してください。



11月より新型インフルエンザに対するワクチン接種が開始されます。
妊婦さんは海外で新型インフルエンザの重症例・死亡例が多く報告されていることから、厚生労働省が優先接種の対象に指定しています。
11月から供給されるのは、比較的安全性の高いとされる国産ワクチンです。
安全性は100%ではないものの、不活化ワクチンであるためかなり安全性が高く、最終的な接種の判断はご自身でお願いすることになりますが、接種されることを強くお勧めします。

妊婦さんは原則2回の接種が必要で、初回の接種後1週間から4週間の間隔をあけて(できれば4週間あけて)、2回目の接種を行うことになります。
分娩まで時間的な余裕のある方は4週間後に2回目を、分娩が近い方は1週間後に2回目の接種を行って下さい。
なお、この妊婦さんには原則2回とのの接種方針は、今後変更される可能性もあるようです。

当院でもかかりつけの妊婦さんだけを対象に、新型インフルエンザワクチンを接種できるように調整中です。
当院では、国産ワクチンの中でも妊婦さんの接種に最も望ましい製剤である、保存剤の添加されない北里研究所製0.5mLプレフィルド注射器製剤を用意する予定です。
しかし、この保存剤なしワクチンの供給は、通常の保存剤入りワクチンよりも少し遅れると見込まれており、当院でワクチンが接種可能になるのは11月中旬以後になる可能性があります(可能になり次第告知します)。

なお、保存剤はごく少量添加されるだけですので、通常のワクチンでも妊婦さんに接種するのに十分安全であると考えられます。
特に分娩が近い方は、11月になれば当院で用意できる保存剤なしワクチンを待たずに、近隣の内科などの医療機関で通常のワクチンを早急に接種されることをお勧めします。
その際には、事前に必ずお電話で妊婦であることを告げてご予約いただき、接種の際には必ず母子手帳を持参してください。

なお、予約していても接種する時点で分娩が終了してしまっている場合は、残念ながら優先接種の対象ではなくなります。
しかし分娩後の方(1歳未満の赤ちゃんのご両親)も、妊婦さんよりは遅れますが来年1月にはワクチン接種の対象になる予定です。
今後、特に健康な成人に対するワクチン接種の回数が、1回のみに変更される可能性もあります。その場合は年内にも1歳未満の赤ちゃんのご両親が接種の対象となることもありえますので、新聞などの報道に十分注意いただいて、ご自身と赤ちゃんを守るため、対象になったら速やかにワクチンを接種してください。


(医)平治会SACRAレディースクリニック
                              院長 阪本 義晴

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